舘 知宏
https://gyazo.com/5e3333e2cb8b1e0c68937652a9f89dc4
舘 知宏(たち ともひろ)は未踏クリエータ、折紙研究者。 未踏事業採択
経歴
2001年3月 卒業
2001年4月 入学~2005年3月 卒業
2005年4月 入学~2007年3月 修了
2007年4月~2010年3月 修了、博士(工学)取得
2010年4月 就任~2018年1月
2010年10月 兼務~2016年3月
マサチューセッツ工科大学(MIT)(アメリカ・ケンブリッジ) Computer Science and Artificial Intelligence Lab 客員研究員 2010年12月~2011年2月(約1年間)
組織的な若手研究者等海外派遣プログラム「新分野開拓をめざす若手研究者育成プログラム」にて長期滞在派遣
2012年・2013年
2018年1月~
東京大学 大学院総合文化研究科 広域システム科学系 教授 (2022年4月~2024年6月現在)
活動
三次元折紙設計ツール「Origamizer」 2008年
高度な技やノウハウを用いずに”自由な形状”を”直感的に”、”折紙化”できるようにするための設計ツール
「三次元形状の多面体表現」を入力とし、ユーザが直感的な対話を通じて展開図をデザインできる
https://youtu.be/w6Pk2CV0mKE
インタラクティブ折紙デザインツール「Freeform Origami」 2015年
機能的な折紙のデザインを、条件を与えながらインタラクティブかつ自由にデザインできるシステム
https://youtu.be/T35So_88mio
https://gyazo.com/e7ace268ede132f3ee0c929fdf478843
折紙の数理を用いて、折り畳み・展開ができる非常に固い構造物を開発
E. T. Filipov(エフゲニ・フィリポフ)(発表当時・イリノイ大学 アーバナシャンペーン校 工学部 大学院生)とG. H. Paulino(グラウシオ・ポーリーノ)(発表当時・ジョージア工科大学 工学部 教授)との共同研究
Web掲載
資格
受賞歴
2009年10月
IASS Hangai Prize 若手研究者賞 「剛体折紙の一般化に関する研究」
2011年10月
2012年5月
2011年度日本図学会秋季大会 日本図学会優秀研究発表賞 「剛体折紙の生成手法に関する研究」
2013年9月
IASS Tsuboi Award 論文賞「筒・セル上の折紙についての論文」 K.Miuraとの共著
2014年12月
科学技術への顕著な貢献2014(ナイスステップな研究者)
『計算折紙』という新たな分野を先導するとともに、折紙理論を構造物へ適用する道を開拓したことを評価されて受賞
2016年2月
Cozzarelli Prize 2015 「”Zipper Origami Tube”についての論文」 E. T. FilipovとG. H. Paulinoとの共著
”scientific excellence, originality"が評価されての受賞
人物
コンピュータとの出会いは、小学校入学前に、自宅にあったPC-9801でお絵かきソフトを使ったこと
初めてプログラミングを行ったのは中学生の時で、コンピュータクラブ(※どこの?)に入部したことをきっかけに、BASICで簡単なソフトを制作したこと
本格的にプラグラミングを始めたのは大学進学後である。大学のコンピュータ系サークル「TSG」に入り、C++やVBなどでゲームを制作していた 大学への進学は、「コンピュータを使ってモノやアートの形を設計したい」という思いから建築分野を選択した
大学生の時に折紙の数学理論の奥深さに惹かれて以来、現在まで『折紙デジタルファブリケーション』をテーマとした研究に従事している
教育者としては図形科学などを教えている
趣味は折紙(研究と一致している)。折紙のコミュニティに参加しており、作家や研究者などさまざまな立場の人たちと交流しながら、研究のヒントを得ることもあるという
外部リンク